壺月さんからの質問3

問題

x軸上の点P(a,0)から曲線y=e5xへ引いた接線の接点をQ、
Pから曲線y=5e-xヘ引いた接線の接点をRとする。ただし、eは自然対数の底とする。
(1)Qのx座標はa+([1]/[2])である。
(2)△PQRの面積はa=-([3]/[4])loge[5]のとき最小値をとる。

解答
(1)
Qの座標を(k, e5k) とします。点Qにおける接線の傾きは
 y'=5e5x
より、5e5k となり、接線の式は
 y=5e5k(x−k)+e5k
これが、点P(a, 0) を通ることより、
 5e5k(a−k)+e5k=0
両辺 e5k(≠0)で割って、
 5(a−k)+1=0
 a−k=-1/5
 k=a+1/5 ・・・ [1]/[2] の答え

(2)
Rの座標を(t, 5e-t) とします。点Rにおける接線の傾きは
 y'=-5e-x
より、-5e-t となり、接線の式は、
 y=-5e-t(x-t)+5e-t
これが、点P(a, 0) を通ることより、
 -5e-t(a-t)+5e-t=0
両辺 -5e-t(≠0)で割って、
 a−t=1
 t=a−1
よって、点Q、Rの座標は、
Q:(a+1/5, e5a+1)、R: (a-1, 5e-a+1)
よって、PQ=(1/5, e5a+1)、PR=(-1, 5e-a+1) 太字はベクトル
2△PQR=1/5×5e-a+1−(-1)e5a+1  こちらを参照
 =e-a+1+e5a+1
 f(a)=e-a+1+e5a+1
とおく。
 f'(a)=-e-a+1+5e5a+1
f'(a)=0となるのは
 e-a+1=5e5a+1
のとき。
 5=elog5 logの底はe
より、
 e-a+1=e5a+1+log5
 -a+1=5a+1+log5
 6a=-log5
 a=-(1/6)loge5 ・・・ -([3]/[4])loge[5] の答え

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