ポーカーの役(ワイルドカード付き)

ポーカーの役がそれぞれ何通り出来るかを考察します。

(条件)
・ワイルドカード(ジョーカー)を1枚使用する。
・ワイルドカードにより、2つ以上の役が重複して出来たときは、高い方の役とする。
・ストレート系では、Aを最大の数(A-K-Q-J-10)、最小の数(5-4-3-2-1) のいずれにも使用できる。
 ただし循環(wrap-around)は出来ない(K-A-2-3-4)


すべてのカードの出方は
 535=2869685 通り

ワン・ペア(Pair)
 5枚のうち2枚が同じ数字、他の3枚に共通性はない。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、1098240 通り
ワイルドカードを使った場合、他の4枚は共通性のない4枚。
4枚の数字の選び方は 134=715 通り
このうち、ストレートになるのが 41通り
マークの出方は 44=256 通り
このうちフラッシュになるのが4通り
 (715−41)×(256−4)=169848 通り
よって、合計 1268088 通り

ツー・ペア(Two Pair)
 2枚の同じ数字のカード2組と、共通性のないカード1枚。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、123552 通り
ワイルドカードを使ったツーペアは、存在しない(すべてスリーカードになる)
よって、合計 123552通り

スリーカード(Three of a Kind)
 5枚のうち3枚が同じ数字、他の2枚に共通性はない。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、54912 通り
ワイルドカードを使った場合、他の4枚は2枚同じ数字と、共通性のない2枚。
2枚となる数字の選び方は、13通り
そのマークの出方は、42=6通り
他の2枚の数字の選び方は、122=66通り
そのマークの出方は、4×4=16通り
 13×6×66×16=82368 通り
よって、合計 137280 通り

ストレート(Straight)
 連続した5つの数字からなる5枚。すべてのマークが同じストレートフラッシュは除く。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、10200 通り
ワイルドカードを使った場合、
5つの連続した数字の出方は 1-2-3-4-5 から 10-J-Q-K-A の10通りであるが、
1つの組み合わせに付きワールドカードの入り方は
W-2-3-4-5, 1-W-3-4-5, 1-2-W-4-5, 1-2-3-W-5, 1-2-3-4-W
の5通りである。
ただし、W-2-3-4-5 は、2-3-4-5-6 の 2-3-4-5-W と重複する。このような組が9通りあり、
結局、数字の選び方は10×5−9=41 通り、

こう考えてもよい
ある数字を最小の数として、最高1回までの1つ飛ばしを認めたときの連続する4枚の
数字の選び方は、1-2-3-4, 1-3-4-5, 1-2-4-5, 1-2-3-5 の4通り。
これが、1から10まで4通りずつあり、Jについては J-Q-K-A の1通り。
よって、合計41通り。

マークの出方は 44=256通り
そのうちフラッシュになるのが4通り
 41×(256−4)=10332 通り
よって、合計 20532 通り

フラッシュ(Flush)
 同じマークの5枚。ストレートフラッシュは除く。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、5108 通り
ワイルドカードを使った場合、残りの4枚はすべて同じマーク。
4枚のカードの選び方は、134=715 通り
そのうちストレートになるのが、41通り
マークの出方は、4通り
 (715−41)×4=2696 通り
よって、合計 7804 通り

フルハウス(Full House)
 3枚の同じ数字と、2枚の別の同じ数字の5枚。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、3744 通り
ワイルドカードを使った場合、残りの4枚は、2種類の数字が2枚ずつ。
2つの数字の選び方は、132=78 通り
マークの出方はそれぞれ、42=6 通り
 78×6×6=2808 通り
よって、合計 6552 通り

フォーカード(Four of a Kind)
5枚のうち4枚が同じ数字。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、624 通り
ワイルドカードを使った場合、残り4枚は3枚の同じ数字と別の数字もう1枚。
3枚の数字の選び方は、13通り
そのマークの出方は、43=4 通り
残り1枚の数字の選び方は、12通り
そのマークの出方は、4 通り
 13×4×12×4=2496 通り
よって、合計 3120 通り

ストレート・フラッシュ(Straight Flush)
 連続した5つの数字ですべてのマークが同じ5枚。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、36 通り
ワイルドカードを使った場合、
ストレートになるような数字の選び方は41通り。
このうちロイヤルフラッシュになるものが5通り。
マークの出方は4通り
 (41−5)×4=144 通り
よって、合計 180 通り

ロイヤル・フラッシュ(Royal Flush)
 A-K-Q-J-10 の5枚で、すべてのマークが同じ5枚。
ワイルドカードを使わない組み合わせは、4通り
ワイルドカードを使った場合、
4枚の数字の選び方は、10-J-Q-K-A のうちの1枚が無い形なので、5通り
マークの出方は、4通り
 5×4=20 通り
よって、合計 24 通り

ファイブカード(Five of a Kind)
 ワイルドカードと同じ数字4枚。
数字の選び方は、13通り。
マークの出方は1通り。
よって、合計 13 通り

役なし
 ワイルドカードが入ると、必ず役が出来るので、
役なしの数は、ワイルドカードを使わないときと同じ、1302540 通り

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