o;o;o;o;o さんからの質問

問題
xy平面上において、点(p,0)を通る直線と放物線y^2=4px(p>0)の交点をA,Bとし、
線分ABの長さを r とする。∠AOB=θとするとき tanθ を r, p で表せ。

解答

点(p,0) は、この放物線の焦点であるので、準線x=−pに対して、放物線の性質
「放物線上の任意の点から、焦点までの距離と、準線までの距離が等しい」 より、
図のように、長さa、bを決めます。

このとき、上図のような△ADFにおいて、
 AF:AD=AG:AB=(a-b):(a+b)
さらに、三平方の定理より、
 AF:AD:FD=(a-b):(a+b):2√(ab)
ここで、
 r=a+b
 p=ab/(a+b)
である。(導出省略)

一方、
 ∠AOB=∠AOC+∠BOC
より、まず、∠AOC、∠BOCの正接を求める。

△AOIにおいて、
 tan∠AOC=AI/OI
ここで、
 AI=a×2√(ab)/(a+b)=2a√(ab)/(a+b)
 OI=a-p=a2/(a+b)
よって、
 tan∠AOC=2√(ab)/a

△BOHにおいて、
 tan∠BOC=BH/OH
ここで、
 BH=b×2√(ab)/(a+b)=2b√(ab)/(a+b)
 OH=b-p=b2/(a+b)
よって、
 tan∠BOC=2√(ab)/b

三角関数の加法定理より、
 tan∠AOB=(tan∠AOC+tan∠BOC)/(1-tan∠AOC・tan∠BOC)
  =2√(ab)・(a+b)/-3(ab)=-2/3・√(r/p)

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