ふじまみさんからの質問
2問あります。
問題1
放物線 y=x2−4 とx軸で囲まれる図形の面積を表せ。
解答1
これは、何をおいても、グラフが描けなければいけません。
y=x2のグラフを描いて、それをy軸方向に−4、つまり下に
4 動かしたのが
y=x2−4 のグラフです。
このときに重要なのが、x軸との交点ですが、これは、
x2−4=0
を解きます。交点は (-2, 0) と (2, 0) です。
さて、積分による面積の求め方ですが、下の図を見てください。
この関数 y=f(x) を a〜c の範囲で積分するとどうなるでしょう。
a〜b の部分(A)は、グラフがx軸の上にありますから、積分値は正(+)です。
一方、b〜cの部分(B)は、グラフがx軸の下にありますから、積分値は負(−)です。
a〜cで積分すると、これらを合わせた値になりますから、正と負が相殺されます。
もし、面積を求めるなら、Aは正(+)なのでそのまま、Bは符号を変えて積分しなければ
なりません。つまり、面積Sは、
となります。
面積は、関数の値が正になるように符号と区間に注意しながら積分する |
さて、前置きが長くなりましたが、 y=x2−4 で、x軸と囲まれた部分は、x軸の下にあるので、
このまま積分すると、値が負になってしまいます。
そこで、−1を掛けて、 4−x2 を -2〜2 の範囲で積分します。
となります。途中の積分の計算は省略しています。
問題2
三角形ABCの3辺をa=BC 、b=CA 、c=ABで、内角をそのまま
A,B,Cで表し、
三角形の面積をSで表すとき、次のうち正しいのはどれか?
1; S=1/2ab sinC
2; c sinB=b sinC
3; a sinB=b sinA
4; a=c sinB+b sinC
5; c=a cosB+b cosA
解答2
1.は三角形の面積の公式であるので、正しいです。
この公式の意味は、aを底辺におくと、高さは、bsinCになるためです。(aとbが逆でも可)
2.は上の図で、bsinCに当たる部分(底辺aに対する高さ)を、c
と B を使うと、
csinB となり、ともに同じ部分の長さを表しているので、正しいです。
同じように考えると、asinBはCから対辺におろした垂線の長さ、bsinAはBから対辺に
おろした垂線の長さなので、これらが常に等しいとは限らないので、3.は誤りです。
4.は2.で考えた「高さ」を2つ足したもので、これがaに等しいとは言えないので誤りです。
ちなみに、a=c cosB+b cosC なら正しいです。これを、第一余弦定理といいます。
説明はこちらを見ていただくとして、同じ理由で、5.も正しいです。
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