2章 方程式と不等式 1節 2次方程式

因数分解による解法
 ax2+bx+c=a(x−α)(x−β)
  ←→ ax2+bx+c=0 の解は x=α、β
 i2=−1
となる、数 i を虚数単位という
a,bを任意の実数として、 a+bi の形に表される数を複素数という。
(1)2つの複素数 a+bi と c+di とは
  a=c かつ b=d
 であるときにかぎって等しいとする。
 特に、a+bi=0 となるのは、a=b=0 のときにかぎる。
(2)複素数の加減乗除の演算は、実数の場合とまったく同様の法則に従って行われる。
 演算の過程で i2 が現れたときには、いつもそれを−1で置き換える。
複素数 a+bi ------- b=0 のとき 実数
|--- b≠0 のとき 虚数
 特にa=0のとき 純虚数
複素数 a−bi を複素数 a+bi の共役複素数という。
a−bi の共役複素数は a+bi である。
負の数 −a の平方根は、である。
平方根号の規約
 a>0のとき
(1)は、aの正の平方根を表す。
(2)
(3)√0=0
2次方程式の解の公式
 2次方程式
  ax2+bx+c=0
の解は、
   

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 二次方程式の基礎
判別式
 2次方程式
  ax2+bx+c=0
において、
 D=b2−4ac
を、判別式(Discriminant)という。この方程式は
(1)D>0 ならば、異なる2つの実数解をもつ。
(2)D=0 ならば、重解をもつ。
(3)D<0 ならば、異なる2つの虚数解をもつ。
 (1)と(2)を合わせると、この方程式は、
  D≧0 ならば、実数解をもつ
解と係数の関係
  2次方程式 ax2+bx+c=0 の2つの解をα、βとすると、
    α+β=−b/a,   αβ=c/a

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