立方根の珠算


を元にして計算します。
筆算と違うところは、a3を引いたところで、余りを 3a で必要な桁だけ割って、
その商から ab と b2 を引き、余りを今度は 3a を掛けて戻しておく、という点です。

掛け算、割り算の位取りは、通常の掛け算、割り算と同じで、結構やり易いです。

例として、3の立方根を計算します。
は、計算をして動かした珠、は計算するのに着目した珠です。

1.
3を入れます。
2.
1の位に1を立て、3から 13=1 を引きます。
また、1の3倍の3を左の方に入れます。
3.
2を左の3で(1から数えて4桁まで)割ります。
4.
小数第1位の4を立て、14×4=56を、60から引きます。
5.余りの4に左の3を掛けます。
位取りは、通常の掛け算と同じく、4のすぐ右から1,2と入れます。
6.
3=64を320から引きます。
また、4の3倍の12を、左の3に桁をずらして加えます。
7.
256を左の42で(4から数えて5桁まで)割ります。
8.
小数第2位の4を立て、144×4=576を、600から引きます。
9.
余りの24に左の42を掛けます。
位取りは、通常の掛け算と同じです。
10.
3=64を14080から引きます。
また、4の3倍の12を、左の42に桁をずらして加えます。
11.
14016を左の432で(4から数えて6桁まで)割ります。
12.
小数第3位の2を立て、1442×2=2884を、3240から引きます。
13.
余りの356に左の432を掛けます。
位取りは、通常の掛け算と同じです。
14.
3=8を1557120から引きます。
また、2の3倍の6を、左の432に桁をずらして加えます。

以下、このくり返しです。

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