ゆりさんからの質問1

問題
(1)2,6,10,14,18,22・・・  (2)9,7,5,3,1・・・
これらの一般項はどうなるのですか?

ヒント
正の整数の列 1,2,3,・・・ の一般項 an は an=n
偶数の列 2,4,6,・・・ の一般項 bn は bn=2n です。
nにどんな自然数を代入しても、その数列のn番目の項の値になるような、 nを含む式を、その数列の一般項といいます。
n は公差1の等差数列、bn は公差2の等差数列ですが、 確かにnが1増える(次の項に移る)と、数値がそれぞれ、
1および2ずつ増えます。
 a1=1,a2=2,a3=3 ・・・
 b1=2,b2=4,b3=6 ・・・
なぜそのようになるのでしょう。それは、nの係数に関係があるようです。

一般に sn+t という形の式を一般項とする数列は、nが1増えると、数列の項は s ずつ増えます。
実際に、n に 1,2,3・・・を代入してみると、
 s+t,2s+t,3s+t ・・・
のように、s ずつ増えています。このsを等差数列の公差といいます。
逆に、公差がわかっていれば、一般項は (公差)×n+(定数) の形になります。
あとは、(定数)の部分さえ決まれば・・・。

問題
(1)1から100までの自然数
(2)1+3+32+・・・+39
それぞれの和はいくつになるのですか?

ヒント

(1)
 かつてヨッシーが会社の学校で数学を教えていたときに、次のような問題を
 グループ討議させていました。
  数列の和
 
(2)
  S=1+3+32+・・・+39
 とおきます。これを3倍した値 3S は、
  3S=3+32+・・・+39+310
 この 3S から 上の S を引いて、2Sを出すと・・・。
 最後に、2で割るのを忘れずに。

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