ゆうさんからの質問1

問題
平面上に3点A,B,CがありAB=BC=CA=1である。点Bを中心に半径1の弧ACをかく。
(1) このとき線分BC,弧CA、線分ABに内接する円の半径を求めよ。
さらに点Cを中心に半径1の弧ABをかく。
(2)このとき線分BC、弧CA、弧ABに内接する円の半径を求めよ。
さらに点Aを中心に半径1の弧BCをかく、
(3)このとき弧BC,弧CA,弧ABに接する内接円の半径を求めよ。

解答
(1)

図のように内接円が描けたとします。
その中心Dは、∠ABCの二等分線BE上にあり、
 DE=DF (FはDからBCにおろした垂線の足)
さらに、∠DBF=30°より、BD:DF=2:1
よって、Dは、BEを2:1に内分する点。
 DE=1/3

(2)

図の対称性より、内接円の中心Dは、BCの垂直二等分線上にあります。
BCの中点をD、弧ACと、内接円の接点をFとします。
このとき、FはBEの延長線上にあります。
ここで、ED=EF=x とおいて、△BEDの三平方の定理の式を書くと、
 (1-x)2=x2+0.52
これを解いて、x=3/8

(3)

図の対称性より、内接円の中心Dは、△ABCの重心になります。
辺ACの中点をE、弧ACと内接円の接点をFとすると、
B、D、E、Fは一直線上にあります。
 BF=1、BE=√3/2、BD=BE×2/3=√3/3
より、求める半径DFは
 DF=BF−BD=1−√3/3

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