柳屋さんからの質問5

問題
四角形ABCDにおいてAD//BC、AB=2、AD=3、cos∠ABC=1/5とする。
(1)Aから辺BCに下ろした垂線とBCとの交点をEとすると、BE=(ア)/(イ)であり、BD2=(ウ)/(エ)である。
(2)三角形ABDの外接円上に、BF=1となる点Fをとり、四角形ABFDを作る。
このとき、cos∠BFD=(オ)/(カ)であり、FD=(キ)、cos∠ABF=(ク)/(ケ)である。

解答

(1) BE=AB×cos∠ABC=2×1/5=2/5………(ア)/(イ)の答え
 DからBCに垂線をおろし、その足をGとすると、EG=AD=3 である。
 よって、BG=2/5+3=17/5
 △ABEにおける三平方の定理より
  AE2=AB2−BE2=96/25
 GD=AE なので、
 △BDGにおける三平方の定理より
  BD2=BG2+GD2=(17/5)2+96/25=77/5………(ウ)/(エ)の答え
(2)AD//BC より、
  ∠ABC+∠BAD=180°
 また、四角形ABFDは円に内接するので、
  ∠BAD+∠BFD=180°
 よって、
  ∠ABC=∠BFD
 なので、cos∠BFD=cos∠ABC=1/5………(オ)/(カ)の答え
 △BFDにおける余弦定理より、
  BD2=BF2+FD2−2BF・FDcos∠BFD
  77/5=1+FD2−2FD/5
 両辺5を掛けて整理すると、
  5FD2−2FD−72=0
 これを解いて、FD=(1±19)/5
 FD>0より、 FD=………(キ)の答え

 cos∠ABF=t とおくと、cos∠ADF=cos(180°−∠ABF)=−t
 △ABFと△AFDの双方から、余弦定理を使って、AF2 を表すと、
 AF2=AB2+BF2−2AB・BFcos∠ABF
   =4+1−2・2・1・t=5−4t
 AF2=AD2+DF2−2AD・DFcos∠ADF
   =9+16+2・3・4t=25+24t
 よって、
  5−4t=25+24t
 これを解いて、
  28t=−20
   cos∠ABF=t=−5/7………(ク)/(ケ)の答え

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