第19回

今回の目標
 算数で解ける問題を、方程式を使って解き、解法を比較する。

算数と方程式

方程式を使って応用問題を解くときの手順
1. 求める量は何で、何をχ(またはy)とおくかを決める。
2. 問題に示された条件を、式で表す。(方程式を立てる、という)
3. 方程式を解く。
4. 問題の意味に沿った答え方で答える。(単位など)

<問題1> 次の各問題を方程式を用いて解け。また、算数の問題として解きなさい。
(1) バケツに水を入れ、A、B、Cの3本の棒をまっすぐに立てました。
 すると、水面の上に出ている部分は、Aの棒が 1/3、Bの棒が 1/4、Cの棒が 1/5 となりました。
 3本の棒の長さの和が147pのとき、水の深さと棒の長さはそれぞれいくらになりますか。
 (ヒント:水の深さをχとおくと、3本の棒の長さはそれぞれどのように表されますか。)

方程式による解法
水の深さをχとおく
Aの棒は3χ/2、Bの棒は4χ/3、Cの棒は5χ/4
 なので
  3χ/2+4χ/3+5χ/4=147
 両辺に 12 を掛けて
  18χ+16χ+15χ=1764
  49χ=1764
  χ=36
 答え 水の深さ:36cm
    棒の長さ A:54cm、B:48cm、C:45cm











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 (2) ある地域の子供会では、リサイクルのために、この地域の家を回ってアルミ缶と古新聞を
 回収することにした。
 子供たちが回収したアルミ缶と古新聞の重さの合計は900sであった。
 それらを買い取ってもらったところ、その代金は9360円であった。
 1s当たりの買い取り価格は、アルミ缶が30円、古新聞が9円であったという。
 このとき、回収したアルミ缶1個の重さが、どれも20gであったとすれば、回収したアルミ缶の
 個数は、全部で何個であったか。
 方程式を作り、計算の過程を書き、答えを求めなさい。(1994年度 静岡県 県公立高校入学試験)

方程式による解法
アルミ缶の重さをχkg、古新聞の重さをykgとおく。
 χ+y=900・・・・・・(1)
 30χ+9y=9360・・・・・・(2)
(1)より、
 y=900−χ
(2) に代入して、
 30χ+9(900−χ)=9360
 30χ+8100−9χ=9360
 21χ=1260
 χ=60
アルミ缶は60kgとなり、個数に直すと、
 60000÷20=3000
答え 3000個














算数による解法
これは、「つるかめ算」の考え方です。
900kgすべてが古新聞だとすると、代金は
 900×9=8100 (円)
となり、
 9360−8100=1260 (円)
足りない。
1kgの古新聞をアルミ缶と入れかえると、
 30−9=21 (円)
代金が増える。8100円増やすためには
 1260÷21=60 (kg)
の古新聞をアルミ缶に換えればよい。
よって、アルミ缶は60kgとなり、個数に直すと、
 60000÷20=3000
答え 3000個

(3) ある遊園地の入場料は、子ども7人と大人2人で4100円、子ども20人と大人3人で9150円です。
 ただし、子どもが10人以上になると、子どもの料金が1割引になります。
 大人1人と、割引きするまえの子ども1人の入園料は、それぞれいくらですか。(甲南女子中)

方程式による解法
大人1人の料金をχ円、子ども1人の料金をy円とおく。
 2χ+7y=4100・・・・・・(1)
 3χ+20y×0.9=9150・・・・・・(2)
(2)×2−(1)×3
 6χ+36y=18300
 6χ+21y=12300
------------------
 15y=6000
 y=400
(1)より、
 2χ=4100−7×400=1300
 χ=650
答え 大人:650円 子ども:400円













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