第18回

今回の目標
 方程式を使って応用問題を解く。(その2)

方程式を使った応用問題2

方程式を使って応用問題を解くときの手順
1. 求める量は何で、何をχ(またはy)とおくかを決める。
2. 問題に示された条件を、式で表す。(方程式を立てる、という)
3. 方程式を解く。
4. 問題の意味に沿った答え方で答える。(単位など)

<問題1>次の問題を方程式を用いて解け。
(1) ある人が上り下りの平均速度が4q/時になるように登山計画をたてた。
 ところが上りが予想外にきつくて、上りの平均速度は3q/時であることがわかった。
 計画の平均速度4q/時を達成するには、平均速度何q/時で下ればよいだろうか。
 この問題を解くために、次のように考えた。問いに答えよ。
 1. 求める下りの速度をχq/時、片道のみちのりをaqとする。上り下りの総所要時間を求めよ。
  上り:a/3 時間  下り:a/χ 時間
  総所要時間は、a/3+a/χ 時間


 2. 上り下りの平均速度×総所要時間=全みちのり
  から、方程式をたてよ。
  4 × (a/3+a/χ)=2a

 3. 等式の性質を用いて、2. で得られた方程式からaを消去せよ。
  a>0より、両辺aで割って、
   4(1/3+1/χ)=2
   4/3+4/χ=2


 4. 3. の結果は1次方程式ではないが、両辺に3χを掛けることにより、1次方程式に変形できる。
 この1次方程式を解いて、下りの平均速度を求めよ。
  両辺に3χを掛けて
   4χ+12=6χ
   2χ=12
   χ=6
   答え 下りの速度は 6q/時

(2) 1400円を兄弟2人で分けるのに、兄の分は弟の2倍よりも50円多くしたい。弟はいくらもらえたか。
1. 何をχ,yとおきますか(兄の分をχ円、弟の分をy円 とおく)

2. 問題で示された条件を、χ,yを使った式で表す。
 χ+y=1400・・・・・・(1)
 χ=2y+50・・・・・・(2)


3. 方程式を解く
 (2) を (1) に代入して、
 (2y+50)+y=1400
 2y+y=1400−50
 3y=1350
 y=450


4. 答え 450円

(3) 乗用車はガソリン1リットルで12q走り、トラックは1リットルで8q走る。
 そして、ガソリン1リットルの値段は150円であった。
 ある日、両車合わせてガソリン代が2850円かかり、両車の走った距離はトラックの方が乗用車より32q長かった。
 乗用車、トラックのそれぞれ走った距離を求めよ。

1. 何をχ,yとおきますか(乗用車の走った距離をχkm、トラックの走った距離をykm とおく)

2. 問題で示された条件を、χ,yを使った式で表す。
 乗用車のガソリン消費量は χ/12 リットル
 トラックのガソリン消費量は y/8 リットル
 χ/12+y/8=2850/150・・・・・・(1)
 y=χ+32・・・・・・(2)

 
3. 方程式を解く
 (1) を整理して、
  χ/12+y/8=19
 両辺24を掛けて
  2χ+3y=456・・・・・・(1)'
 (2) を (1)' に代入して
  2χ+3(χ+32)=456
  5χ+96=456
  5χ=456-96=360
  χ=72
 (2) より、
  y=72+32=104


4. 答え 乗用車:72km、トラック:104km

 (4) 200万円を2つに分け、一方を年3%、残りを年5%の利率で預金して、1年後に9万円の利息を得た。年3%の利率で預金した額はいくらか。

1. 何をχ,yとおきますか(年利3%でχ万円、年利5%でy万円預けた とおく)
2. 問題で示された条件を、χ,yを使った式で表す。
 χ+y=200・・・・・・(1)
 0.03χ+0.05y=9・・・・・・(2)


3. 方程式を解く
 (1) より
  y=200−χ・・・・・・(1)'
 (1)' を (2) に代入して、
  0.03χ+0.05(200−χ)=9
  0.03χ+10−0.05χ=9
  -0.02χ=-1
  χ=50


4. 答え 50万円

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