第13回

今回の目標
・移項について理解する。
・どんな1次方程式でも解けるようになる。

移項

(例題)2χ−3=5 を解け。

(解答)2χ=6 や 3χ=-9 などのように、左辺はχを含んだ項、右辺はχを含まない項、
という形をした方程式は、前回やったように、両辺を左辺の(係数)で割れば求めることができます。
それでは、例題の方程式も、このような形にならないでしょうか。
左辺において、邪魔になっている項は( -3 )ですが、これを無くすには両辺に( 3 )を足せば良い。
すると、

2χ−3 =5
両辺に( 3 )を足す
2χ−3+( 3 )=5+( 3 )
計算すると
( 2χ=8 )
両辺(を 2 で割る)
χ=( 4 )

2χ−3=5 の両辺に3を足すと、左辺の-3は消えることはわかっていますので
(そのために3を足したのですから)いきなり次のように表すことができます。

2χ−3=5
両辺に3を足し、左辺の-3は消える
2χ =5+3

 これは、左辺の-3が右辺に移ったようなものです。
但し!マイナスがプラスになっていることに注意してください!!!
このように、左辺の項を右辺に、また右辺の項を左辺に移すことを(移項)といい、
移すときには、プラスはマイナスに、マイナスはプラスになります
(+:プラスや、−:マイナスを符号といいます。つまり、移項のときには符号が変わると覚えてください)。

移項
 左辺の項を右辺に、右辺の項を左辺に移すことで、移項するときには項の符号が変わる。
<問題1> 次の方程式を解け。
(1) 3χ+2=8  (2) -2χ−3=5
3χ=8−2 -2χ=5+3
3χ=6 -2χ=8
χ=2 χ=-4

(例題) 3χ+2=χ−8 を解け。
(解答)今度は、右辺にχを含んだ項がある場合である。
 これも前の例題と同じように、左辺はχを含んだ項のみ、右辺はχを含まない項のみ、
 という形をした方程式に直すことを考えれば良い。
 つまり、( 2 )を右辺に、( χ )を左辺に移項すれば良い。

3χ+2=χ−8
( 2 )と( χ )を移項
3χ−χ=−8−2
計算すると
2χ=-10
χ=-5
方程式を解く手順
1. 移項を用いて、左辺にχを含んだ項、右辺にχを含まない項をかためる。
2. 計算して、□χ=△の形にする。
3. 両辺を□で割ってχを求める。

<問題2> 次の方程式を解け。

(1) χ−6=2  (2) -χ=8χ−3
χ=2+6 -χ−8χ=−3
χ=8 −9χ=−3
χ=1/3
(3) 3χ+12=4−χ  (4) 1+2(3χ−1)=χ+1
3χ+χ=4−12 1+6χ−2=χ+1
2χ=−8 6χ−1=χ+1
χ=−4 6χ−χ=1+1
5χ=2
χ=2/5
(5) 4(χ+2)=6  (6) χ−(2χ−1)+1=-3(-2χ−1)
4χ+8=6 χ−2χ+1+1=6χ+3
4χ=6−8 −χ+2=6χ+3
4χ=−2 −χ−6χ=3−2
χ=−1/2 −7χ=1
χ=−1/7
(7) 5χ=3χ+1  (8) 2χ−1=3χ−4
5χ−3χ=1 2χ−3χ=−4+1
2χ=1 −χ=−3
χ=1/2 χ=3

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