第8回

今回の目標
・小数の掛け算・割り算ができる。
・分数と小数の混ざった計算ができる。

小数の掛け算
(例題) 次の計算をせよ。答えは整数または小数で表すこと。
(1) 3×10=30 (2) 1.6×10=16 (3) 3.14×10=31.4 (4) 2.3×100=230
(5) 12÷10=1.2 (6) 25.8÷10=2.58 (7) 23÷100=0.23 (8) 3÷100=0.03

ある数に、10を掛けるときは小数点を( )に1つ移動する。
ある数を、10で割るときは小数点を( )に1つ移動する。
同じように、100の時は2つ、1000の時は3つ移動する。

(例題)
ある数aに別の数bを掛けるところ、まちがってbの10倍の数を掛けてしまった。
この時の答えが80であったとき、正しい答えはいくつか。
(解答)
例えば、aを4、bを2とすると、まちがった時の計算は、
 4×20=80
である。ところが実際は、
 4×2=8
であるから、正しい答えは8である。

上の例題で分かったことは、
まちがって10倍の数を掛けてしまったときは、答えを( 10 )で割れば良い。
ということである。

(例題)
4×1.2を計算するところ、まちがって 4×12を計算して答えを48とした。正しい答えはいくつか。答え 4.8

(例題)
2.4×3.7を計算するところ、まちがって 24×37 を計算して答えを888とした。正しい答えはいくつか。 答え 8.88

小数の掛け算は、掛けられる数、掛ける数に10を何回か掛けて、整数と整数
の掛け算に直して計算し、後で掛けた分を割ってやれば良い。

<問題1> 次の計算をせよ。
(1) 3×1.4=4.2 (2) 5×3.6=18 (3)5.3×5.2=27.56 (4) 2.5×1.2=3


小数の割り算

(例題) 次の計算をせよ。
(1) 2.8÷4=0.7 (2) 3.5÷7=0.5 (3) 22.2÷3=7.4 (4) 4.03÷13=0.31

(例題) 次の計算をせよ。
(1) 4 ÷ 2=2
(2) (4× 2)÷(2× 2)=8÷4=2
(3) (4× 10)÷(2× 10)=40÷20=2
(4) (4×100)÷(2×100)=400÷200=2

このように、割り算で、割られる数と割る数の両方に同じ数を掛けても、答えは変わらない。
つまり、0.6÷0.2 と 6÷2 は同じである。

小数の割り算では、割られる数、割る数の両方に、10、100、1000などをかけ
て、割る数を整数に直してから計算すれば良い。

<問題2> 次の計算をせよ。
(1) 6.25÷2.5=62.5÷25=2.5 (2) 3.152÷0.002=3152÷2=1576 (3) 713÷0.23=71300÷23=3100


分数と小数の混合計算
(例題) 次の計算をせよ。

( --- −0.2)× ---

(解答) 分数と小数の混ざった計算では、普通、( 小数 )を( 分数 )になおす。つまり、

( --- −0.2)× --- =( --- −( --- ))× ---
10
=(( --- )−( --- ))× ---
15 15
=( --- --- =( --- )
15

<問題3> 次の計算をせよ。

 7839   22  21
(1) 11 --- ×0.35−3 --- ×0.21 ----- × ----- ----- × ---- =3.9−0.66=3.24
   2010   100
(2) 5.5 + --- = 5.5+0.75 = 6.25

算数・数学の部屋に戻る