第7回

今回の目標
・小数の意味を理解し、足し算、引き算ができる。
・循環小数の意味を理解する。
小数
1より小さい量を表すのに、すでに習った分数の他に、小数という表し方がある。
0.1は分数でいうと( --- )、0.01は( --- )を表す。つまり、0.24は ( --- ) が2つと( --- )が4つ分の大きさ、
10 100 10 100
または --- が( 24 )個ある大きさと考えられる。
100
<問題1> 10.56を分数で表せ。
1056 264
(解答) ---- ---           
100 25
<問題2> 次の小数を分数に直せ。
243 314 157 1526 763
(1) 0.243 ----  (2) 3.14 --- ---  (3) -1.526=− ---- =− ----
1000 100 50 1000 500

<問題3> 次の計算をせよ。
(1) 11.45+8.23=19.68 (2) 3.89−6.52=-2.63 (3) 1−2.932=-1.932

答えが小数になる割り算
(例題) 1÷2 の答えを小数で表せ。
   1÷2=0.5

※日常、このような計算は電卓でできますが、筆算でもできるようにしておきましょう。

<問題4> 次の計算をせよ。
(1) 1÷8=0.125 (2) 3÷16=0.1875 (3) 14÷56=0.25


循環小数
(例題) 1÷7 を計算し、答えは小数で答えよ。

(解答)分数では、( --- )と表せるが、小数では、                           
1÷7=0.1428571428571428・・・・・
となり割りきれない。ところがこの答えをよく見ると、(142857)の部分の繰り返しになっている。
これは、0.142857まで割ったところで、余りが1(本当は0.000001)となり、
初めの計算(1÷7)と同じ状況になるからである。
このように、同じ部分を何度も繰り返す小数を、循環小数といい、次のように表す。
1÷7=0.1428571428571428・・・・・=0. 1 4285 7
・で繰り返す部分の最初と最後を示す。

<問題5> 次の計算をし、割り切れないものは循環小数で表せ。

(1) 3÷11 =0. 2 7  (2) 2.31÷7 =0.33  (3) 1÷3 =0. 3

割り切れた場合は、小数は循環せずに、ある小数位で止まる。このような小数を有限小数という。
つまり、
 ・整数同士の割り算の答えは、必ず分子、分母が整数である分数で表現でき、
 ・そのような分数は、有限小数か循環小数で表すことができる。

次に、循環小数を分数に直すことを考えてみる。

(例題) 循環小数 0. 2 5 2 を、分数に直せ。
(解答)0. 2 5 2 ×1000=252.252252・・・・・・
   0. 2 5 2 ×1000−0. 2 5 2 =252.252252・・・・・・−0.252252・・・・・・
=( 252 )
これは、0. 2 5 2 の( 999 )倍に当たる。
252 28
従って、0. 2 5 2 =( --- )=( --- )
999 111

<問題6> 次の循環小数を分数に直せ。

37 774
(1) 0. 4 5 ---  (2) 12. 3 ---  (3) 1.5 6 3 ----
11 495

算数・数学の部屋に戻る