quoさんからの質問
問題
xy平面において、放物線y=x2と円x2+(y-p)2=r2が異なる4個の共有点をもつための実数p、rの条件、
また異なる2個の共有点をもつときの条件を考
えよ。
解答
x2+(y-p)2=r2 に y=x2 を代入して、
x2+(x2-p)2=r2
X=x2 とおいて、展開して整理すると、
X2+(1-2p)X+(p2-r2)=0 ………(1)
(円は、同じxの値で2つの点を持ち得ますが、放物線はそうではないので、xの解の数で判別します)
異なる4個の共有点をもつためには、(1) が異なる2つの正の解を持つ。
異なる2個の共有点をもつためには、(1) が正負1つずつの解を持つ、または、正の重解を持つ。
以下、f(X)=X2+(1-2p)X+(p2-r2)とおきます。
(a) (1) が異なる2つの正の解を持つ
軸:(2p-1)/2>0
判別式:(1-2p)2-4(p2-r2)>0
f(0)=p2-r2>0
以上より、
p>1/2, p<r2+1/4, p2>r2
よって、図のような範囲になります。
ただし、境界上の点は含まない。
(b) (1) が正負1つずつの解を持つ
f(0)<0
より、p2-r2<0
(c) (1) が正の重解を持つ
軸:(2p-1)/2>0
判別式:(1-2p)2-4(p2-r2)=0
以上より、p>1/2, p=r2+1/4
よって(b)(c) あわせて、図のような範囲になります。
ただし、直線p=r、p=−rの点は含まない。
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