問題
あるクラスで、525本のえんぴつと、310冊のノートと、224個の消しゴムをみんなに同じ数ずつわけていって
それぞれ残る数が同じとき、クラスの人数は何人でしょうか？
解答
例えば、５７と６８をある数で割ると余りが同じでした。ある数はいくつでしょう？
という場合、下の図のように、６８からある数を何回か引いたあまりと、５７から ある数を何回か引いたあまりが等しくなります。
この場合、それぞれ何回引いたか（商）、ある数は何か（除数）はわからなくても、
「双方の差は、ある数の何倍かになっている」ということは明らかです。
（68-57=11 より、答えは11です）
問題に戻ると、525, 310, 224 の差を取ると、
525-310=215
310-224=86 525-224=301 は考慮する必要ありません。
215 と 86 の公約数は、1 と 43。
1 は論外ですので、ある数は 43 ということになります。
クラスの人数は４３人です。
※割り算を「等分する」とだけ理解していると、上のような図は描けません。
「同じ数ずつ引く」ことも割り算の意味の一つです。
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