貝さんからの質問
問題
次のようなゲームがある
(1)最初の持ち点は2点である。
(2)さいころを投げて、奇数の目がでれば持ち点が1点増し、偶数の目が出れば持ち点が1点減る。
このような操作を5回行う。ただし途中で持ち点が0になったら、その時点でゲームは終了する。
このゲームについて5回のさいころを投げることができる確率、および、ゲームが終わった時の持ち点の期待値をもとめよ。
解答
図のような碁盤目の左下をスタートとし、偶数が出れば、右に1つ、
奇数が出れば上にひとつ進むものとします。
スタートから、各地点まで行く進み方は、数字の通りです。
(左の数と下の数の和が、その位置の数になります)
また各位置での点数は、左図のように、斜めに同じ点数が並びます)
0点でゲーム終了のルールがなければ、5回までの進み方は、左の図のように
1+5+10+10+5+1= 32(回)です。
0点でゲーム終了とするには、右図のように、0点以下の部分を通行止めにして、
数えると、5回までの進み方は
1+5+9+5=20(回) となり、32−20=12(回)は、途中で0点になります。
よって、さいころを5回投げられる確率は、
20/32=5/8
また、持ち点の期待値は、
7×1/32+5×5/32+3×9/32+1×5/32=64/32=2(点)
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