線対称の行列

y=ax (a≠0) 関して対称移動したときの表現行列を求めます。

y=ax (a≠0) に対して点A(m,n)と
対象な点を考えると、点Aを通り、y=ax に垂直な直線は
 y=(-1/a)(x−m)+n
これと、y=ax の交点は
 −x/a+m/a+n=ax
より、
 −x+m+an=a2
 x=(m+an)/(a2+1)
このとき、
 y=a(m+an)/(a2+1)
よって、移動先の点は、点Aを、点((m+an)/(a2+1),a(m+an)/(a2+1))に関して、
対象に移動させた点であるので、
 (2(m+an)/(a2+1)−m,2a(m+an)/(a2+1)−n)と書け、
求める行列は、

となります。


この行列をさらに分析すると、
a=0 としたは、x軸対象の移動であるし、
a→∞ の極限であるは、y軸対象の移動である。
また、a=1 としたときの、 は、y=x に関する移動であり、よく知られている
線対称移動は、すべてこの形になる。

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