パスカルの定理
 円に内接する六角形の相対する3組の辺の延長の交点は1直線上にある。

パスカルの定理

証明

3点Q,F,Cを通る円を描き、
この円とBR、FRとの交点をK,Lとする。
パスカルの定理
パスカルの定理 四角形ABCFと四角形FCKQはともに円に内接するので、
 ∠ABC=∠QFC=∠QKR
よって、AB//QK ………(1)
パスカルの定理 円に内接する四角形EFCDにおいて、
 ∠FCD=∠DEL
また、円周角により
 ∠FCD=∠ELQ
よって、∠DEL=∠ELQ より
 ED//QL
パスカルの定理 円周角により、
 ∠EBC=∠EFC
円に内接する四角形FCKLにおいて、
 ∠EFC=∠LKR
よって、∠EBC=∠LKRより、
 BE//KL

以上より、△PBEと△QKLは、対応する辺がすべて平行となり、PQ,EL,BKは1点Rで交わる。

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