√aの作図

ある長さが与えられているとき、その平方根の長さを作図します。
ただし、1の長さは別に与えられているものとします。
つまり「この線分の長さは√5+2です。√(√5+2) の長さを作図しなさい」
などというのはダメです。

長さがaの線分ABが与えられています。
AB上またはその延長上にAC=1となる点Cをとります。
BCを直径とする円を描きます。
一般には、2点B、Cを通る円であれば、
半径はいくつでもかまいません。
その円の中心と、点Aを直径にする円を描きます。
2つの円の交点の1つを点Dとすると、線分ADが
求める長さの線分です。

ここで、ADは右の円の接線になっています。
方べきの定理より、
 AB×AC=AD2
および、
 AC=1
より、
 AD=√AB
となります。

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