ナポレオンの三角形
図のように△OABの3辺の外側に両底角が30°の二等辺三角形を立てたとき△CDEは正三角形となる。
また、△OABの3辺の内側に同様の二等辺三角形を作ったときも、△CDEは正三角形となる。
ナポレオンの三角形(外側) | ナポレオンの三角形(内側) |
<証明>
△OABを90°回転させ、かつ倍に縮小します。
その各辺を、△OABの互いに垂直な辺の中点F、G、Hに立てます。
このとき、図の点C,D,E がナポレオンの三角形(外側)になっています。
ここで、図のようにベクトルを決めます。
このとき、以下の性質が成り立ちます。
なお、この性質は、ナポレオンの三角形(内側)についても成り立つので、以下の証明で、
外側、内側両方の証明をしたことになります。
はそれぞれ、
となり、これを用いて、 およびその長さを求めると以下のようになります。
以上より、
となり、△CDEは正三角形となります。 証明終
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